2018年9月13日、ジャニーズ事務所の公式HPで、タッキーこと滝沢秀明さんが今井翼さんとのユニット“タッキー&翼”を解散し、年内で芸能活動を引退を表明しました。
その後は後輩の育成やプロデュースをしていく方向だと報告されていました。
滝沢秀明さんは数々の男前な伝説を残しています。
そのいくつかをご紹介します。
滝沢秀明さんのプロフィール
氏名:滝沢秀明(たきざわ ひであき)
生年月日:1982年3月29日(現在36歳)
主なユニット:タッキー&翼、KEN☆Tackey
所属事務所:ジャニーズ事務所
愛称:タッキー
1995年 :ジャニーズ事務所に入所(同期 今井翼・岡田准一・桜井翔)
1999年10月9日:デビュー前のジャニーズJr.で、TOKYOドームコンサートを成功させる。
2002年9月 :タッキー&翼として歌手デビュー
2009年1月 7日:シングル『愛・革命』でソロデビュー
2010年4月 :『滝沢歌舞伎』で舞台演出家デビュー
2018年4月 5日:V6・三宅健と「KEN☆Tackey」を結成
2018年9月 13日:芸能界から引退することを公表。
タッキー&翼としての活動も9月10日付で終了。
滝沢秀明さんに関する伝説
ジャニーズには様々な伝説や噂があります。
タッキーこと滝沢秀明さんに関する伝説と言えば、『ジャニーズJr.黄金期』なのではないでしょうか。
今でこそジャニーズJr.の活動の機会が増えてきたり、ジャニーズJr.の存在自体が大きくなってきていますが、滝沢秀明さんが入所した1995年、翌年1996年に嵐・相葉雅紀さんが入所した時点では、Jr.の数は100人もいなかったと言っていますが、その存在を押し上げたのが滝沢秀明さんでした。
当時はSMAP、KinKi Kidsが人気急上昇の時代で、ジャニーズに入りたい少年や、または自分の子どもをジャニーズに入れたい親達が増えました。
多くのジャニーズJr.メンバーが増える中で、滝沢秀明さんはJr.の人気を盛り上げていき、いつしかデビューしているメンバーをも超える人気ぶりとなりました。
滝沢秀明さん率いるジャニーズJr.は、さらにドームコンサートを企画、わずか17歳でJr.120人をまとめ上げデビュー前のJr.達で大成功を収めました。
『ジャニーズJr.黄金期』と言われるこの時のJr.メンバーには、現在大活躍している、嵐・関ジャニ∞・山下智久さん・生田斗真さん・風間俊介さんなど在籍していました。
2018年12月19日フジテレビ系列「TOKIOカケル」にゲスト出演した滝沢秀明さんは表舞台から引退後、10年先の夢はとの問いに、『昔、Jr.を盛り上げたように、今後も裏方としてJr.を育てて行きたい』と語りました。
滝沢秀明の金銭感覚がヤバい!
多くの先輩からも可愛がられている滝沢秀明さん。
後輩相手にも面倒見が良く慕われているのだとか。
数あるエピソードから有名なものをいくつかご紹介します。
ジャニーズWESTの桐山照史さんは、滝沢秀明さんに以前、東京ディズニーランドへ連れて行ってもらったことを明かしています。
その時に関西ジャニーズJr.と、その公演に出演していた全キャスト分をおごったというのです。
入場料だけで100万円超えています。
2013年、年始でのこと。
2012年の滝沢歌舞伎に関わった180人全てのキャストにお年玉を渡していたという滝沢秀明さん。
ジャニーズのルールでは『一人一万円』だそうなので、総額180万円の出費。
お年玉とはいえ、100万円超える出費をするなんて、さすがは滝沢秀明さん。
それほど、周りの人を大切にされているのかが伝わってきます。
また2010年に今井翼さんの誕生日をお祝いする為に東京ドームを貸し切って野球大会をしています。
自分たち用のDVDをを制作する為に中継カメラを7台用意し、その他にもうぐいす嬢やダンサー、ユニホームまで作っています。
いったいいくら掛かるのでしょうか。
タッキー&翼の結成秘話
2017年6月14日に放送された『一周回って知らない話』(日本テレビ系)に滝沢秀明さんが出演した際、結婚観やJr.時代、私生活など、VTRを観ながら赤裸々に語っていました。
「タッキー&翼」の相棒でもある今井翼さんは、滝沢秀明さんがジャニーズ事務所に入所した日が同じで、学年も同じです。
『タッキー&翼』を結成した当時、滝沢秀明さんが朝起きて新聞を見てみると「滝沢、今井ソロデビュー」と書かれていました。
今井翼さんと話をして、2人でやりたい旨をジャニー喜多川社長に直訴しましたがダメだと言われた2人。
ダメの理由は、グループだと個人名が消えるからだそうです。
「それでも2人でやりたい」と話した結果、『タッキー&翼』になったそうです。
山下智久のお世話をしていた?
滝沢秀明さんは、『山P』こと山下智久さんのお世話係をしていたことが明らかになりました。
ジャニーズでは、大きなお兄さんが小さいジャニーズJr.の子の面倒を一人ずつ見るのがルールだそうで、滝沢秀明さんは山下智久さんを担当されていました。
主にイベントやライブなどで電車やバスなどの移動の際には、安全面の配慮で手を繋いで行動するのがルールだったそうです。
小さかった山下智久さん(当時11歳)を、滝沢秀明さん(当時14歳)は手を繋いで案内していたのですね。
また、『山P』っていうニックネームも滝沢秀明さんが付けたのは有名な話です。
周りの人のことに気にかけて行動する滝沢秀明さん。
この性格も人気の1つだと思います。
タッキー&翼の一夜限りの”再結成”
2018年12月5日に都内で催した自身のディナーショーで、大晦日恒例のジャニーズカウントダウンライブに『タッキー&翼』として出演することを発表しました。
東京都八王子のホテルで開催されたディナーショーの終盤に、「12月31日、カウントダウンライブに出演します。タキツバで!」との宣言に、思わず泣き出すファンもいたのだとか。
『タッキー&翼』は今年の9月に解散して、今井翼さんもすでに事務所を退所しているので、12月のジャニーズのカウントダウンライブに出演するのは異例の事態だと言えます。
滝沢秀明さんがファンからの要望を受けて、今井翼さんへ直談判し、今井翼さんもそれに快諾してくれたそうです。
2人の解散は、不祥事や問題行為があったという理由では無いですが、滝沢秀明さんと今井翼さんの方向性の違いや、今井翼さんの体調などが背景にあったためでした。
この一夜限りの再結成について、
「ファンの皆様に公の場で挨拶できるのは良いことだと思う」
「ジャニーさんがタッキーのために用意した花道。翼くんの共演を切望したのはタッキーでしょ」
「さすがファンを大事にするタッキー」
などなど、ネット上でもポジティブな声が多くありました。
また、滝沢秀明さんは同ディナーショーにて、「後輩たちも最後にバックをやりたいと(言ってくれている)。仲間たちにもステージを通じて感謝の気持ちを伝える時間になったら」とも語っていました。
ファンだけでなくタッキー&翼の背後で踊り続けた若きジャニーズJr.たちにとっても、思い出深い大晦日になるでしょう。
今井翼さんとはよく『不仲』だと言われ続けていた滝沢秀明さん。
だけど、ジャニーズ事務所を退所した今井翼さんに、わざわざ連絡するなんて『不仲』だけでは普通ありえないとは思います。
長年一緒に活躍したチームメンバーであって、それなりに絆もあったからこそ一夜限りとは言え、『再結成』できたのではないでしょうか。
今回のカウントダウンライブのテレビ生放送のタイトル『ジャニーズカウントダウン2018-2019平成ラストの夢物語!ジャニーズ年越し生放送』に、タッキー&翼の楽曲の一つである、「夢物語」が入っているのにも、感慨深いものがありますよね。
皆から慕われる滝沢秀明さんのリーダー論とは
14~15歳の頃からジャニー喜多川社長にリーダーとしての素質を買われた滝沢秀明さん。
10代の頃からジャニーズJr.のリーダーとして、後に嵐や関ジャニ∞となるメンバー、山下智久さん、生田斗真さん、風間俊介さんらを含むJr.120人をコンサートなどでまとめ上げていました。
『東のタッキー、西のすばる』とも称されたJr.黄金期を牽引してきました。
その他にも滝沢秀明さんは、ジャニー喜多川さんに頼まれて入所1年目からジャニーズJr.のオーディションの面接官も務めていていました。
関ジャニ∞・横山裕さんらが参加したオーディションの回にも立ち会っていたのも有名なお話です。
10代の頃からJr.のリーダー的存在として活躍してきた滝沢秀明さん。
上に立つ者として大切にしていることがあるそうです。
大人数をまとめるのは大変なことですが、滝沢秀明さんはインタビューの中で、『自分の一番近くにいる後輩を、いい人間に育てる』ことを意識しているそうです。
一人で多くの後輩を育てるのには限界があるので、一番自分に近い後輩をいい人に育てる。
その後輩もまた自分の下にいる後輩をいい人に育ててくれる。
それが連鎖していくことで、自身が直接面倒を見なくとも組織として成立します。
後輩たちの才能の芽をなんとか伸ばしたいという思いから、問題が起きた時でも頭ごなしに怒らず、喧嘩した時はダチョウ倶楽部のようなキスさせて仲直りをさせるなど、ユニークな指導をされています。
新しく入ってきたジャニーズJr.の子がステージ上で失敗した時も、滝沢秀明さんは失敗した本人には直接怒らずに、彼のことを面倒見ている先輩を怒るのだとか。
結果、その新人の子も『自分のせいで先輩が怒られている』と自覚を持ってしっかりやるようになってくれるのだとか。
また、『頭ごなしの指導』はしないことも心がけているそうです。
滝沢秀明さんのコメントを参考にすると、「後輩なのだから、先輩の言うことは黙って聞け!」と言うことは簡単なことだけど、それをしてしまうと、滝沢秀明さんの前では頑張るのに、彼がいない時は頑張らない……という形になってしまうそうです。
それでは表面的な解決にしかならない。
滝沢秀明さん達の仕事は一人で進められるものではないので、後輩といえども大切なパートナーです。
相手の協力がない限り成立はしません。
だから人間関係を重視されているのだとか。
滝沢秀明さんのこの意見は、芸能界だけに限らず一般社会にも通用するのではないでしょうか。
リーダーとして、どのように後輩達を育てていくというのにも、常に前向きで考えて行動に移している滝沢秀明さんを尊敬します。
滝沢秀明さんの今後は?
ジャニーズの公式HPの『「タッキー&翼」アーティスト活動に関するお知らせ』を読むと、芸能活動を引退した後は、社長・ジャニー喜多川さんのタレントを育成、プロデュースしていくという意思を継いで、ジャニーズJr.の育成や舞台、コンサート等のエンターティメントをプロデュースする仕事に専念すると書かれています。
以前、ジャニー喜多川社長から「ジャニーズJr.の育成を手伝ってみないか?」という提案に対し、「やるからには本気でやりたい。人の人生を中途半端に生半可に扱うことはできない」と答えた滝沢秀明さん。
裏方としてジャニーズを盛り上げていくと言う気持ちはかなり固いようです。
滝沢秀明さんは10代の頃から指導者としても活躍されてきました。
芸能界の表も裏もキャリアもあるから、裏方専念となると更に指導者として力を発揮されるのではないでしょうか。
これからのジャニーズが楽しみですね。